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仮想通貨ビットコインはなぜ分裂を繰り返すのか?

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コア開発者・マイナー・取引所・ユーザーの利害

ビットコインの生態系を支えているのは、(1)コア開発者、(2)マイナー、(3)取引所、(4)ユーザーです。この4つの立場はそれぞれ思いや利害が違います。

コア開発者は、親方の理念を守る「伝統職人」

出展:キラネコ道

ビットコインの生みの親である謎の人物:Satoshi Nakamoto(中本哲史)理念を忠実に守っていこうとするいわば「伝統職人」。現在:約400人のエンジニアたちによって支えられているといわれており、彼らは無報酬のボランティアで開発をしています。しかし開発者の中には、"非中央集権といいながら、我々コア開発者が中央集権になっているのでは?"と疑問に感じる者や、ビットコイン最大の問題であるスケーラビリティ問題を解決するために、コア開発者内でも意見が分かれ「400人全員が一致団結」という訳にはいっていないのが現状です。

マイナーは、儲けこそ正義の「商売人」


ビットコインの取引が成立するのは、彼らがマイニングといわれる取引の確認作業を行ってくれているおかげです。この確認作業を行う報酬として新規のビットコインが発行されており、この仕組みはProof of Work(PoW)といわれています。彼らは、この報酬を如何にたくさんもらえるか、すなわちビジネスとしてビットコインを捉えているのです。世界マイニング市場の4割を占める最大マイナー:ビットメインは、2017年10月時点で推定年商1,000億円を稼ぐ一大企業に急成長しています。ビットメインの共同創業者:ジハン・ウー氏は、儲けのためなら何でもするという「商売人」で、自分が儲からなくなるプログラム改変には猛反対する強硬派です。

取引所は、安心・安全を追求する「店長」

ビットフライヤー代表取締役社長の加納裕三氏

コインチェック代表取締役の和田晃一良氏
私たちがビットコインをはじめとする仮想通貨を売買できるのは取引所があるおかげです。彼らも当然商売として取引所を運営している訳ですが、儲け以上に大切なことがあります。それは「安心」と「安全」です。強盗(ハッカー)の多い仮想通貨の世界で如何に頑丈なレジや金庫を作るか、ユーザーが殺到しても混乱や閉鎖をしないネットワーク環境を作るかが求められています。コア開発者とマイナー間の衝突で、生態系が混乱することは避けてほしいのです。

ユーザーは、新しい物好きの野心ある「投資家」


現在、ビットコインをはじめとする仮想通貨の保有者の多くは、投資が目的です。新しいもの好きで、仮想通貨で一儲けしてやろうという私たちユーザーの野望こそが、この生態系のエネルギーの源になっているのです。ビットコインがいくつに分裂しようが、うまく立ち回り、資産を増やしていけるかどうかが全てです。

これら4つの立場とそれぞれの利害関係によって、ビットコイン生態系は成り立っているのです。

スケーラビリティ問題とビットコイン改善案(BIP)の歴史

ビットコインは誕生以来、取引の処理スピードが遅いという問題(スケーラビリティ問題)を抱えてきました。

これを改善するため、コア開発者やマイナーからは何度も新しいプログラム修正案(Bitcoin Improvement Proposal)が提案されてきましたが、なかなか合意に至ることができていませんでした。

そんな中、91番目に提案された修正案が、2017年5月にニューヨークで合意しました。その合意の内容は、ビットコインの取引データをまず圧縮して軽くして、そのあとにデータを入れる箱の大きさを2倍にしようという内容でした。

データを圧縮する技術はセグウィット(Segwit)、データの箱を2倍にすることは2Xと呼ばれていたため、この改善案はSegwit2Xと呼ばれています。

ジハン・ウー氏によるハードフォーク(8/1:ビットコインキャッシュの誕生)

しかし世界最大マイナー:ビットメインのジハン・ウー氏は、このSegwitに猛反対。Segwitが実装されると彼が独占的に開発しているマイニング専用マシン(Asic Boost)の優位性が失われ、儲けが少なくなってしまうからです。

ニューヨーク合意に反抗したジハンは、2017年8月1日、ビットコインのブロックチェーンからビットコインとは互換性のない新たな仮想通貨:ビットコインキャッシュを誕生させたのです。

ジェフ・ガージク氏によるハードフォーク(11月:Segwit2X/B2X誕生か?)

2017年8月24日に開発者とユーザーの多くが待望したSegwitが実装されました。取引処理スピードは改善され、ビットコインの更なる可能性が大きく開ける記念すべき日となりました。

一方で5月に合意されたSegwit2Xにはもう1つの課題がありました。

Segwit実装後にデータ容量(ブロックサイズ)を2倍にするという2Xです。既にSegwitが実装されたことで、もはや「2X」は実装しなくてもよいだろうと誰もが考えていました。

1人の開発者を除いては…

その男の名はジェフ・ガージク(Jeff Garzik)。ブロックチェーン起業BloqのCEOです。

ジェフは1人でビットコインSegwit2X(B2X)の開発を進めており、コア開発者はそのセキュリティ面に否定的です。

日本屈指のビットコイン研究科:大石哲之氏も、B2Xの脆弱性に警戒するよう、強い注意喚起を行っています。技術的には極めて危険な暗号通貨である可能性があるので、その点は私たちユーザーは十分に承知しておく必要があるでしょう。

しかしながら前回8月にジハンがビットコインキャッシュを誕生させたように、今回もビットコインから新たな第3(後述するビットコインゴールドが先の場合は第4)のビットコイン、Segwit2x(B2X)が11月にも誕生する可能性が高まっています

香港マイニング企業によるハードフォーク(10/25:ビットコインゴールド誕生か?)

ビットコインゴールド(BTG)とは?~11月BTCは最大4種類に分裂へでも紹介した通り、香港のマイニング企業:ライトニングエーシック(LightningACIC)からは、新たな分裂コイン:ビットコインゴールドが10/25(水)にリリースされる予定となっています。

この新コインが誕生する目的は、個人的にはジハン・ウー氏など一部の大手マイナーによる中央集権化が進んでいることへのアンチテーゼのように感じています。

それは、一般の人でもマイニングを可能にしている点と、データ容量を可変にするという機能がついていることから想像できます。

ただしこのビットコインゴールドが実際に流通し、取引価格が上がっていくのかには疑問が残ります。

個人的にはビットコインキャッシュと同じような運命をたどることになるのではと予測しています。

今後もビットコンは分裂を続け、新たなビットコイン〇〇が登場してくると思われます。

安寧の時期など決して迎えることはなさそうなビットコイン…分裂を続けるのは、進化の過程で様々な利害が複雑に絡み合っていることがお分かりいただけたかと思います。

始めて仮想通貨を行う人は、まず元祖レガシーのビットコインから買ってください。ちなみに分裂した場合は、(取引所にもよりますが)基本的には所有しているビットコインの量と同単位の新コインが付与されますので、一時的にはお得です。

ビットコインを買うなら、コインチェックでまずはアカウントを作りましょう。アプリでは指値取引ができない(手数料が高い)ので、まずはメールアドレスとパスワード設定をしてください。



まだ仮想通貨を持っていない方へ…

仮想通貨は本当に怪しくて危険なものでしょうか?



「大地が動いているなんてありえない。空が動いているのだ。」
(16世紀にコペルニクスを批判した人々)

「地球が丸いなんて馬鹿だ。地の果てまで進んだら滝に落ちるぞ!」
(地球平面説を信じていた人々)

「インターネットが本や雑誌、新聞に代わるはずがない。」
(インターネットに批判的だった論者、業界関係者)

「姿も形もないビットコインや仮想通貨に価値があるはずなんてない」
(仮想通貨を所有もせず批判的なあなた)

あなたの大切な資産…まだ超低金利の銀行に?



2016年10月 100万円

2017年10月 100万円



2016年10月  100万円(1.538BTC)

2017年10月 1,000万円(1.538BTC)

世界の3大仮想通貨は1年で10~45倍に価格が高騰









仮想通貨は5千円・1万円からでも手軽にはじめられます



例えば、1BTC=65万円でも・・・
0.1BTC 6万5千円
0.01BTC  6千円
で少額の投資ができるのです。

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【必読・注意】
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