「取引所」や「仮想通貨の種類」に関する基本情報から、ビットコイン・イーサリアム・リップルの最新動向、中央銀行やメガバンクによるブロックチェーンの研究動向を徹底解説

仮想通貨ラボ

ビットコイン ブロックチェーン

【最新】ビットコインのスゴい仕組み~ブロックチェーン・PoW・秘密鍵・分裂を解説!

更新日:

ビットコインの仕組み

ビットコインのロゴ

ビットコインは、2009年に世界ではじめて発行された仮想通貨です。

現在、1,000種類以上あるといわれている仮想通貨の中で、圧倒的な流通量を誇っています。その流通量は、2017年12月4日時点で1,913億ドル程度ですから、日本円で約21.6兆円(1ドル113円換算)という規模です。

ビットコインは、Satoshi Nakamoto(中本哲史)という日本人名を名乗る謎の個人もしくは組織・団体によって2008年に論文が発表されたことが始まりでした。この辺りは、仮想通貨の歴史でも詳しく説明していますので、そちらをご覧いただき、ここでは「ビットコインの仕組み」にフォーカスして話を進めていきたいと思います。

ビットコインの仕組みを完璧に理解するために覚えるべき4つの用語

ビットコインは、テクノロジー面だけでなく金融の仕組み人間の心理などあらゆる側面を考慮して作られた非常に創造性あふれる仕組みになっています。

このコラムを読み終えたとき、あなたはきっとこう思うでしょう。

「よくSatoshiはこんなものを考えたな。まじ天才!怪しいと思ってたけど、結構信頼できそうな仕組みなのね。安全面も大丈夫そうだから、ちょっと勉強のためにも1万円くらいビットコンをもってみよう。」

…そう思っていただけるよう、まずは以下4つの用語から覚えてください。

(1)ブロックチェーン
(2)プルーフ・オブ・ワーク(PoW)
(3)秘密鍵と公開鍵
(4)分裂

それでは早速1つ目のブロックチェーンから解説をはじめていきます。

ブロックチェーンとは?~①非中央主権的な分散台帳ネットワーク

ブロックチェーンについては、色々な説明がありますが、個人的に一番わかりやすいと思っているのは、世界最大の取引所:ビットフライヤーの加納裕三社長の説明だと思っています。

従来のPCネットワークは、サーバーという役割を担うコンピュータを中心としてネットワークが構築されてきました。しかしながらブロックチェーンは中心を持たず、世界中のコンピュータが端末同士で直接つながり(Peer to Peer/P2P)、それぞれのコンピューターが分散的にデータベースを保持するネットワークです。

ブロックチェーンが日本語では分散型台帳と呼ばれるのは、そのためです。

海外では、ブロックチェーンと並びDLTという言葉もよく使われるのですが、これはDecentralized Ledger Technologyの略で、直訳すると「非中央集権台帳技術」となります。

従来のサーバーを中心としたネットワークは、サーバーに不具合が生じたり、外部からの攻撃を受けると、ネットワーク全体が停止してしまっていました。

しかしながらブロックチェーンであれば、サーバーのような中心的な役割を担うようなものがありませんから、まるで心臓がないアメーバーのように外部からの攻撃に対して非常に強いのです。

さらにブロックチェーンは攻撃に対する耐性だけでなく、データ改ざんを不可能にした素晴らしい特徴もあわせもっているのです。

ブロックチェーンとは?~②データ改ざん不能な連続性ある公開データ

ブロックチェーンにより管理されたデータは、ほぼ改竄(かいざん)は不可能です。

複数の取引データを収納した箱はブロックと呼ばれ、新しいブロックがチェーンでつながれていきます。

新たにつなげられるブロックは、世界中のPCが競争して正しさを証明されたブロックだけなのです

つまり、もしビットコインのブロックチェーンで改竄や不正を行おうと思った場合、2009年1月3日に誕生した最初のブロック(通称:創成期ブロック/Genesis Block)から現在に至るまで、約5万個あるブロック(2017年12月上旬時点)のデータを全てつじつまが合うように修正し直さないといけないのです。

10ビットコインもっているAさんが、1ビットコインをBさん渡した場合、(細かい手数料等は除き)Aさんの手元には9ビットコインしか残らないわけです。

いわば日本円のお札やコイン全てにデータが組み込まれ、発行年月日からどういう経緯をたどって手元にあるのかを全ての履歴が記録してあり、それが非中央集権の仕組みで世界中のPCの台帳に管理されている、というイメージです。

何か1つでもずれると全体の整合性が保てなくなる。整合性が保てなくなるようなブロックは絶対にチェーンにつながれない仕組みになっているのです。

そしてそれはブロックチェーンに参画している世界中のコンピュータと照合され、インターネット上に公開されているのです。

これがその全容です。https://blockchain.info/

ビットコインのブロックチェーンは2009年1月3日に誕生してから現在に至るまで、世界中の高性能PCによって呼吸を続け、今もその稼働を続けているのです。

いかがでしょうか?

いかにブロックチェーンがサーバーを中心とした従来型のネットワークと違い、強靭で改ざん不能なシステムかお分かりいただけたのではないでしょうか?

ビットコインをはじめとする仮想通貨を持ってみたい方は、コインチェックがおススメです。1万円からでも始められる仮想通貨投資。リンク先からメールアドレスとパスワードを設定してください。※アプリからは指値取引ができず手数料が高額です。アプリDLではなく、アカウント設定を行ってください。

PoW~プルーフ・オブ・ワーク(仕事の証明)とは?

第2の項目、PoWに説明を移します。

ブロックチェーンに繋がれる新たなブロックについて、先ほど「世界中の高性能PCが競争して正しさを証明する」と説明してきました。

一体、誰がどんなことをやっているのでしょうか?

いわゆるITオタク・機械オタクのような人たちから、それを専門に行う人(企業)まで、ビットコイン取引の正しさを保証することを世界中の誰よりも早く、1つでも多くのブロックをつなぎ合わせることに躍起になっている人たちがいます。

彼らは何故そんなことをするのでしょうか?

それは高額の報酬がもらえるからなのです。

ビットコイン取引の正しさを世界中の誰より早く証明した人が報酬をもらえる仕組み、それこそがプルーフ・オブ・ワーク(PoW)=仕事の証明なのです。

PoWの仕事:マイニング(採掘)とは?

この報酬欲しさに高性能PCをフル回転させる行為は、1848年頃にカリフォルニアで起きたゴールドラッシュに例えられ、金(ビットコイン)欲しさに、つるはし(高性能PC)をもって金脈を掘る行為に例えられ、マイニング(採掘)と呼ばれています。

そしてマイニング(採掘)を行う人(企業)は、マイナー(採掘者)と呼ばれています。

マイニングを専用に行うには専用のソフトウェアと専用の機械、そして大量の電力が必要になります。24時間365日マイニング専用機をフル回転しますから、マシンは涼しい(寒い)ところ、もしくは常時、扇風機を当てて行われます。

現在、世界で最速のマイニングができるといわれているのがこのマシン。Antminer S9です。

開発したのはビットコインキャッシュの生みの親としても知られる中国人:ジハン・ウー氏。彼は、世界のビットコイン採掘の実に4割近くを独占している、世界最大のビットコイン採掘王なのです。

取引証明のためにマイニングマシンが行っているのは…超難問の計算クイズ!?

ではこういったマイニングマシンは、一体何をやっているのか?

ビットコインの取引量が一定になると、それらはブロックとしてまとめられます。

そしてそのブロックがブロックチェーンにつながれようとすると、世界中のマイニングマシンに超難解な計算問題が出題されるのです(笑)。

この計算問題は総当たり式で答えを見つけるような作業で、答えを見つけるには約10分程度かかるように設計されています。

マシン側の性能が上がると、その分だけ問題も難しくなるように調整されるのです。それこそ量子コンピュータが登場しても、答えを見つけるのには約10分がかかるよう難易度が調整されていきます。総当たり式ですからある意味くじびきのような運の要素が大きいのも事実です。

この答えを見つける行為そのものがブロックの正しさを証明する行為となり、一番早く答えを見つけたマイナーに報酬が支払われるのです。

ビットコイン~2140年頃に発行終了!?発行上限と現在の発行枚数

ビットコインは、金や石油などの自然有形資産と同様、発行数量に上限があるのをご存知でしょうか?

その発行上限は2,100万枚と設定されており、この記事を書いている2017年12月6日時点で約1,700万枚が既に発行されています。

この1,700万枚は、いつ誰によってどのように発行されてきたのか?

それは、これまで説明してきたマイナーへの報酬なのです。マイナーへの報酬こそが、ビットコインの新規発行なのです。

ビットコイン採掘の報酬額は1ブロック1,600万円!オリンピックイヤーにやってくる半減期とは?

気になるその報酬額ですが、2017年12月時点、1ブロックをつなぎ合わせることに成功すれば12.5BTC、現在の相場換算で何と約1,600万円以上です!!!

前述のジハン・ウー氏をはじめ世界中のマイナーたちが躍起になるのも分かりますよね。

そして来年2018年には、日本の大手IT企業やネット証券会社もこのマイニングに参入するのです。参考:仮想通貨のマイニングとは?~GMO・DMM・SBIが参入するビッグビジネスへ

そしてこの報酬額、オリンピックイヤーの4年に一度半減するようになっています。

ブロック数     | 報酬            | 半減期
---------------------------------------------------------
1-209,990 |        50BTC |  2009年~
210,000-419,990 |        25BTC |  2012年11月~
420,000-629,990 |     12.5BTC |  2016年7月~
630,000-839,990 |     6.25BTC |  2020年頃
840,000-1,049,990 |   3.125BTC |  2024年頃
1,050,000-2,100,000 | 1.5625BTC |  2024年頃

先ほど1ブロックが生成されるためにマイナーたちに出題される計算問題は解くのに約10分程度がかかるように難易度が調整されている、と説明しましたから、

210,000ブロック×10分=210万分=35,000時間=1,458日≒4年
ということです。

この後も4年おきに半減期が訪れ2140年頃には発行上限2,100万枚(6,929,999ブロック)に到達すると予測されています。

Satoshi Nakamotoは何故、発行上限や半減期を用意したのでしょうか?

Satoshi Nakamotoは何故、発行上限や半減期を用意したのでしょうか?

それはビットコインの価値を保つためです。

金や石油のように有限であるからこと人々がビットコインを欲しいと思い、価値が上昇していくと予測していたのです。

そしてそのエコシステムが正しく機能するようマイナーに報酬を与えたのです。

価値が上がると報酬額もあがってしまいますから半減期も用意しのたです。

Satoshi Nakamotoが考えたビットコインが、如何にITよがりではなく、金融や資産、マイナーに対するインセンティブなど、経済的・社会的な側面も考慮して作り上げられた持続可能なシステムであるか、かお分かりいただけたのではないでしょうか?

ビットコインをはじめとする仮想通貨を持ってみたい方は、コインチェックがおススメです。1万円からでも始められる仮想通貨投資。リンク先からメールアドレスとパスワードを設定してください。※アプリからは指値取引ができず手数料が高額です。アプリDLではなく、アカウント設定を行ってください。

ビットコインの仕組みを支えるもう1つの技術~暗号化

続いては3つ目の項目:秘密鍵と公開鍵について話を進めていきます。

仮想通貨は、本サイトのドメインでも採用している通り、英語ではcryptocurrency(クリプトカレンシー)と呼ばれ、直訳すると暗号通貨となります。

ビットコインの安全性を担保しているもう一つの特徴がこの暗号化なのです。

次の項目では、暗号化を実装している秘密鍵と公開鍵についてみていきましょう。

ビットコインの取引をつかさどる2つの鍵~秘密鍵と公開鍵の仕組み

ビットコインの取引は、2種類の鍵を使って行われます。

1つがビットコインの持ち主しな知らない秘密鍵で、銀行に例えるとキャッシュカードの暗証番号のようなもの。

もう一つは世界中に公開される公開鍵で、公開鍵からはビットコインアドレスが生成されます。ビットコインアドレスは銀行に例えると口座番号のようなものと思ってください。

銀行でも暗証番号が他人に知られるとお金をおろせてしまうように、ビットコインでは「秘密鍵」が他人に知られてしまうと、そのビットコインは盗まれたも同然です。かつて秘密鍵のQRコードをテレビに映してしまった男性が、所有していたビットコイン全てを即座に盗まれた、という事件がありました。それほど秘密鍵は重要なもの、ということです。

秘密鍵は、分かりやすいイメージでお伝えすると、10面体のサイコロを70回ふって作成される天文学的な乱数を元に作成される英数字です。

例えば、こんなものです。
Gthas23aL6sAw2eSadf23akKDJ9FA87Sj

AさんからBさんに10ビットコインを送る際の仕組み

10BTCもっているAさんがBさんに1BTCを送るときの取引(トランザクション/transaction)を図で示すと以下の通りとなります。

ビットコインのトランザクションや秘密鍵、公開鍵、ビットコインアドレスを分かりやすく説明した図

まずAさんの秘密鍵でBさんの公開鍵に対してサインがされます。

サインの整合性はAさんが10BTCもっているのか、というブロックチェーンに記録されている過去の履歴から照合され、間違いなければAさんからBさんに1BTCが移動します。

このとき同時に、Aさんの秘密鍵が手数料も控除した支払い後の所有量に紐づく新し公開鍵新しいビットコインアドレスが生成されます

秘密鍵は変わりませんが、公開鍵は取引ごとで変わるのです。

 

秘密鍵の管理

そんな他人に絶対に知られてはいけない「秘密鍵」ですが、管理する方法は主に3つあります。

  1. 自分のPCやスマホのハードディスクに保存する
  2. 取引所に管理してもらう(=自分も秘密鍵をしらない状態です)
  3. 紙などに印刷して金庫などに大切に保存する(デジタルで管理しない)

1の場合は、オンライン上にないという点で安全のように感じますが、ハッキングやPC・ハードディスク自体の故障などで取り出せなくなるリスクがあります。

2の場合は、取引所がサーバー攻撃を受けた場合、奪われてしまいます。マウントゴックス事件はまさにこのケースです。

3の場合は、デジタル上で盗まれる心配はありませんが、物質的に盗まれれば同じです。しかも取引のたびに入力する手間が発生します。

現在ビットコインを持っている人のほとんどが2の形で秘密鍵の管理は取引所に委託しており、ビットコインの所有者自身も自らの秘密鍵を知らないケースが殆どです。

そうなると、私たちがビットコインを持つ際に最も注意しなければいけないのは「取引所の信頼性」ということになってきます。

取引所の比較につては、こちらで紹介していますが、結論としてはコインチェックが私のおすすめです。

またコインチェックは、マルチシグといわれるより安全性の高い技術を実現しています。

公開鍵は「ハッシュ」という関数計算をして算出される「1」もしくは「3」で始まる英数字の乱数ですが、3ではじまるビットコインアドレスは前述のマルチシグといわれ、作られたビットコインアドレスに複数の鍵穴があり、セキュリティが高いことが特徴です。

仮想通貨の口座はどうやって開設するのか?

 

まずビットコインをもちたいのであれば、口座を持つことが必要です。

銀行とは違い口座開設を申請して、承認を受けるという手続きは不要です。

口座が欲しければオンライン上の取引所(もしくは販売所)にアクセスし、手続きを進めてください。

日本語に対応している代表的な取引所はこちらをご覧ください。

口座を開設する取引所を決めたらサイトにアクセスしをして、以下4つのステップで口座開設をしてください。

3と4のステップには時間がかかる場合があるので、2営業日かかる場合もあると思っておいてください。

  1. アカウントを作成する
  2. 本人情報を登録する
  3. 銀行口座情報を登録する
  4. 本人確認情報を登録する

これであなたの口座が開設できます。bitFlyerでの詳しい口座開設手続きはこちらにまとめていますのでご覧ください。

個人情報や銀行口座の情報を登録して大丈夫?

個人情報に加え、銀行口座情報等をネットに登録するのは怖い、と思う方も多いと思います。

特に日本においては有名なマウントゴックス経営破綻の事件がありましたから、なおさらです。

取引所が破綻するとあなたの大切な日本円やBCT(ビットコインの単位)は失われてしまうので、取引所の選定は自己責任で、しっかり見極めましょう。

何より最初から大金をビットコインにするのでなく、5,000円や10,000円など少額からやってみるのがよいでしょう。

仮想通貨投資は1万円からでも始められます。本サイトではアプリ利用者数No.1の取引所コインチェックをおススメしています。リンク先からメールアドレスとパスワードを設定してください。※アプリからは指値取引ができず手数料が高額です。まずはアプリDLではなく、アカウント設定を行ってください。

ビットコイン分裂の仕組みとは?

さあ、ビットコインの仕組み解説も最後のキーワードに突入します。

もし仮想通貨界に流行語大賞があれば、2017年は間違いなく分裂でしょう。

ビットコインは何故分裂するのか?

分裂を理解するには、その仕組み以上にその背景を理解することが重要です。

ビットコイン最大の問題~スケーラビリティとは?

PoWの説明の中で、マイナーたちに出題される総当たり式の計算クイズは、PCスペックの進化に合わせて難易度が上がっていき、その難易度は、答えを導くのに約10分かかるように設計されている、という説明をしました。(Difficulty調整)

この約10分こそがビットコインが誕生して以来、問題を拡大しています。

1ブロックの容量データは当初1M(メガバイト)が上限となっていたため、ビットコインに人気が集まり、取引量が増大すると承認作業の遅延が発生してしまうようになったのです。

ビットコイン決済は早い、と言いましたが決してそんなことはなくなってしまったのです。

この問題をスケーラビリティ(拡張性)問題といいます。

スケーラビリティ解決方法を巡る熾烈な派閥対立が発生

このスケーラビリティ問題を解決すべく、様々なビットコイン改善案(Bitcoin Improvement Proposal/通称BIP)が提案されました。

BIPを提案したのは、大きく分けて以下4つのグループです。

(1)Satoshi Nakamotoを"神"とあがめ(ちょっと誇張しています)ボランティアでビットコインの開発に携わるエンジニア陣(コア開発者、といいます)

(2)ビットコインエコシステムの運営に欠かせないマイナーたち

(3)世界中の仮想通貨取引所

(4)私たちビットコインユーザー(投資家)

彼らはそれぞれの立場でベストと思われるBIPを提案しましたが、インターネット上での議論はまとまらず熾烈を極めました。

解決方法として提示されたアプローチは大きく分けて2つです。

1つはブロックのデータ容量(ブロックサイズ)を大きくすればよいというビッグブロック派

もう1つはブロックのデータ量(ブロックサイズ)を圧縮すればよいというSegwit派です。

Segwit(Segreted witness)が2017年8月24日に実装

 

ざっくりいうと、コア開発者はSegwit(データ圧縮)、マイナー陣はデータ拡張(ビッグブロック)を主張する傾向で議論は進み、ついに2017年5月ニューヨークで行われた会議でいわば折衷案ともいえるBIP91が合意されました。

BIP91は「ニューヨーク合意」と呼ばれ通称は、NYA(New York Agreement)です。

BIP91は、Segwit派とビッグブロック派の折衷案で、まずSegwitによりブロックサイズを圧縮した後、3か月以内にブロックサイズを2倍にしよう、という内容でこの改善案は、Segwit2Xと呼ばれました。

合意を受け、まずコア開発者を中心にSegwitの実装が進み、ついに2017年8月24日にビットコインにSegwitが搭載されたのです。

Segwitに猛反発した採掘王:ジハン・ウー氏とは?

しかしこのSegwitを横目に危機感を感じている人物がいました。

世界マイニングの4割以上のシェアを誇る採掘王:ジハン・ウー(Jihan Wu)氏です。
参考:ジハン・ウー氏とは何者か?

彼が世界一の採掘王に上り詰めたの背景には、彼が見つけたマイニングの裏技:Asic Boostがありました。

しかしこのつるはしには、大きな問題点があったのです。それはSegwitが実装されるとAsic Boostの裏技が使えなくなるという点です。

コア開発者側がSegwitを推した大きな理由として、ジハンの裏技を使えなくし、中国マイニング勢の影響力を弱めようとした、という側面もあったのです。

2017年8月1日ビットコインキャッシュが誕生

追い込まれたジハン氏は、自らビットコインキャッシュの構想を立ち上げ、遂に2017年8月1日、これまで1本だったビットコインのブロックチェーンが強制的に分岐されビットコインキャッシュが誕生したのです。

ビットコインキャッシュこそ真のビットコインだと。

ビットコインキャッシュは、取引量に応じてブロックサイズを可変にしている特徴をもっています。

Segwitを実装した元祖ビットコインか、それとも取引量を可変とするビットコインキャッシュか…今後どちらが真のビットコインになるかは誰も分かりません

Segwit2Xは中止も、現在も続くビットコイン分裂問題

 

2017年11月9日、5月のニューヨークで合意されていたSegwit2Xがマイナーの支持を得られないことを理由に中止が決定されました。

これにより長きにわたったスケーラビリティ問題は収束すると思われましたが、その後も分裂は続きました。

2017年10月25日には、香港の取引所ライトニングエーシック社が中国独占のマイニングに疑問を呈し、個人でもマイニングできる新たなビットコイン:ビットコインゴールドを誕生させました。

新たに誕生するビットコインは、各取引所の判断によりますが、元祖ビットコインから分岐するという点から、無償で配布されるという形になっています。分岐コインも欲しいという方はまず1万円だけでもビットコインをもってみるのもいいかもしれません。

本サイトではアプリ利用者数No.1の取引所コインチェックをおススメしています。リンク先からメールアドレスとパスワードを設定してください。※アプリからは指値取引ができず手数料が高額です。まずはアプリDLではなく、アカウント設定を行ってください。

ビットコインの歴史とともに何種類あるのか調査してみた

 

これからも分裂を続けていきそうなビットコイン。この先どうなるのかは誰も予測不能です。

ここではこれまでに誕生した、もしくは改善提案(BIP)により誕生しそうになった様々な名称のビットコインをまとめて紹介していきます。

ビットコイン(BTC)2009/1/3

2008年のSatoshi Nakamoto論文の翌年に発表から約2か月後の2009年1月3日に誕生した世界初の仮想通貨。最初に発掘されたブロックはgenesis block(創成期ブロック)と呼ばれています。

実店舗でビットコインがはじめてつかわれたのは、2010年5月22日のこと。「2枚のピザ:25ドルと10,000BTCが交換」されました。
参考:ビットコイン初値は0.225円だった!?~BTC高騰の歴史

10,000BTCは、現在(2017/11/18)時点の相場換算で、約90億円ですから、約7年半でBTC相場は約410万倍にもなったということです。

2018年1月3日には9歳の誕生日を迎えるビットコイン。その時すでに1BTC=100万円をゆうに越えているかもしれませんね。

※2017年11月26日、1BTCが初めて100万円を超えました!

▼ビットコインが買える主な国内取引所

コインチェック

Zaif

ビットフライヤー

なお、分岐前の最初のビットコインブロックチェーンは、Legacy chainOriginal chainと呼ばれています。

ビットコインXT(Bitcoin XT)2015/8/15

スケーラビリティ問題により、ビットコインコミュニティが分裂。開発チームの一部が、2015年8月15日に新たなチェーン:ビットコインXTをリリースしました。しかしながら、実際の分裂は起きず、このビットコインXTは幻に終わりました

ビットコインアンリミテッド(Bitcoin Unlimited)2015/12/23

ビットコインXTに続き、ビットコインのフォーク版:ビットコインアンリミテッドが公開しました。2Mだったブロックサイズを取引量に応じて可変にすることで決済スピードの改善を狙いました。このビットコインアンリミテッドは、世界最大のマイニング王:ジハン・ウー氏によって提唱され、ビットコインジーザスのロジャー・バー氏も強く推奨しました。

ビットコインABC(Bitcoin ABC)

ビットコインアンリミテッドの別名称。

ビットコインクラシック(Bitcoin Classic)2016/2/10

ビットコインXT、ビットコインアンリミテッドに続き、ビットコインのフォーク版となるビットコインクラシック
が公開されました。

ビットコインキャッシュ(BCH)2017/8/1

2017年5月のニューヨークで合意されたSegwit2Xに対抗する形で、世界のマイニング王:ジハン・ウーによりUASF(User Activated Hard Fork)として分裂。

分裂から時間を置かずして世界中の取引所が一斉に取り扱いを開始したことで、広く認知される実質ビットコイン初の分裂となりました。

▼ビットコインキャッシュが買える主な国内取引所

コインチェック

Zaif

ビットフライヤー

ビットコインゴールド(BTG)2017/10/25

香港のマイニング企業:ライトニングエーシック(LightningACIC)は、ジハン・ウー氏に独占されているマイニングに一石を投じ、一般の個人でもマイニングできるコンセプトビットコインゴールドを2017/10/25にリリース。

2017年11月下旬からは一部の取引所が取り扱いを開始する予定で、ビットコインキャッシュに続く、実質3種類目のビットコインとなりました。

Segwit2X(B2X)2017/11中旬予定も一旦中止

2017年のNYA(ニューヨーク合意)を受けて、11月に予定されていた分岐。取引データを圧縮するSegwitを導入し、ブロックサイズを2倍にするという改変バージョン。

しかしながらコミュニティの合意が得られず、一旦中止。今後の動向によっては再燃の可能性もあります。

※2017年11月18日早朝時点、一部のマイナーがSegwig2Xを強行するのではないか、との報道が世界を駆け巡っています。

ビットコインキャッシュプラス(Bitcoin Cash Plus)

ビットコインキャッシュの名前がついていますが、ビットコイン(Legend)のブロックチェーンから分裂が噂されているハードフォークです。

ただし、クオリティがBCHをコピーしただけで詐欺なのでは?と疑われているレベルのため、実際の分岐は起こらない、起こったとしても取引所が扱わないレベルの話と思われます。

2017-2018年末年始予定されているビットコインの分裂

本日時点まだ噂レベルではありますが、「ビットコインダイヤモンド」「ビットコインシルバー」「スーパービットコイン」などなど…分裂騒動に便乗して様々なハードフォークが予定されています。

スーパービットコイン(SBTC):2017年12月17日、中国のビットコイン富豪である李笑来が実施を宣言している分岐。
ライトビットコイン(LBTC):2017年12月23日
ビットコインプラチナム(BTP):2017年12月23日
ビットコインゴッド(GOD):2017年12月25日
ビットコインウラニウム(BUM):2017年12月31日
ビットコインキャッシュプラス(-):2018年1月2日
ビットコインシルバー:未定
ビットコインX:未定

 

その他 既に「ビットコイン」の名称が付いているアルトコイン

ビットコイン(Legacy)からの分岐でなく、ビットコインの名前を付したアルトコインも調べてみました。

CoinCapによるとこれらの仮想通貨は既に存在しており、取引も行われているようです。

ビットコイン21(Bitcoin21)
ビットコインプラネット(Bitcoin Planet)
ビットコインプラス(Bitcoin Plus)
ビットコインレッド(Bitcoin Red)
ビットコインスクリプト(Bitcoin Scrypt)
ビットコインダーク(Bitcoin Dark)
ビットコインファスト(Bitcoin Fast)
ビットコインTX(BTX)
ビットコインZ(BTCZ)

なんかもはや戦隊もののようですね(笑)

個人的にはイーサリアムやリップル、ネムなどに頑張ってもらいたいので、ビットコインの分裂やまがい物はそろそろ終わりにしてもらいたいですが、今後もビットコン〇〇は存在感を強めていきそうです。

最後に

これまでビットコインの仕組みについて説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?

冒頭お伝えしたとおり、ビットコインへの信頼を増した方がいれば幸いです。逆にやっぱり信用できない、と思った方もいるかもしれません。

この実体のないお金のようでお金でないような新たな発明をどう受け止めるか、それはあなた次第です。

私は、Satoshi Nakamotoというひょっとすると(可能性は低そうですが)日本人かもしれない人が発明したこの世紀の新通貨を応援したい、と思っています。

失われた20年で低成長が続き閉塞感がただよう日本ですが、ビットコインをはじめとする仮想通貨に対しては、現在世界で最も活発な市場を形成しており、政府による支援と整備が最も進んだ仮想通貨先進国となっています。

2018年には三菱東京UFJ銀行によるMUFJコインがロンチされ、世界ではナスダックをはじめとする取引所でビットコイン先物の取り扱いが開始されます。

不透明な要素を多分に含みながらも、仮想通貨には新たな時代の幕開けを予感させる技術熱狂があることは間違いありません。

ビットコインは0.001BTC単位(数千円単位)から持つことができます。大金を投じる必要などありません。まずは少額からでもビットコインをもってみませんか?

 



まだ仮想通貨を持っていない方へ…

仮想通貨は本当に怪しくて危険なものでしょうか?



「大地が動いているなんてありえない。空が動いているのだ。」
(16世紀にコペルニクスを批判した人々)

「地球が丸いなんて馬鹿だ。地の果てまで進んだら滝に落ちるぞ!」
(地球平面説を信じていた人々)

「インターネットが本や雑誌、新聞に代わるはずがない。」
(インターネットに批判的だった論者、業界関係者)

「姿も形もないビットコインや仮想通貨に価値があるはずなんてない」
(仮想通貨を所有もせず批判的なあなた)

あなたの大切な資産…まだ超低金利の銀行に?



2016年10月 100万円

2017年10月 100万円



2016年10月  100万円(1.538BTC)

2017年10月 1,000万円(1.538BTC)

世界の3大仮想通貨は1年で10~45倍に価格が高騰









仮想通貨は5千円・1万円からでも手軽にはじめられます



例えば、1BTC=65万円でも・・・
0.1BTC 6万5千円
0.01BTC  6千円
で少額の投資ができるのです。

金融庁も認可~信頼と実績の仮想通貨取引所ランキング

【必読・注意】
アプリでは指値取引ができないため手数料が高めとなります。各リンク先ではアプリダウンロードではなく、必ず「メールアドレス」と「パスワード」の登録をしてください。

コインチェックの信頼・実績に詳しい記事はこちら

Zaifの信頼・実績に詳しい記事はこちら

ビットフライヤーの信頼・実績に詳しい記事はこちら

【今おすすめの記事】

関連記事はこちら

-ビットコイン, ブロックチェーン

Copyright© 仮想通貨ラボ , 2017 All Rights Reserved Powered by STINGER.