イーサリアムアライアンス(EEA)~トヨタ、三菱UFJフィナンシャルなど新たに86社が参加
2017/2/28の記事イーサリアム高騰の背景でも詳しくご紹介した通り、コンサルティング大手のアクセンチュアやスペインの大手銀行:サンタンデール、英国の石油大手BP、ニュース・情報サービスのロイターなど約30の企業が団体が参画していた「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)」について、本日新たに86社が参画したとブルームバーグ(Bloomberg)が報じました。
Bloombergの記事を詳しく見ていきましょう!
"新会員には、日本最大の銀行であるMUFG、デロイト、サムスンSDS、インド最大のITサービス会社であるサムスンのIT子会社であるインフォシス(Infosys)などの金融業界の大手DTCC、自動車メーカーのトヨタ、サンフランシスコ証券取引所、米国製薬大手メルクなどが含まれます。"
サンフランシスコ証券取引所の最高経営責任者(CEO):ベンジャミン・ロザノ(Benjamin Lozano)氏は、「米国の金融株式売買のための新しいプラットフォームを考えた際、イーサリアムのスマート・コントラクトこそが、信頼とスケーラビリティ(処理速度)の両方を備えた、優れた技術である。」と述べたそうです。
また、現在ビットコイン熱の高い、アジアからも新たに3倍に近いメンバーリストに参画。東京ベースのコンセンサス基地、韓国のコインプルッグ、中国のスタートアップConsensLabs、サムスンSDSなどです。
最近、特にR3のブロックチェーンコンソーシアムを終了したスペイン銀行大手サンタンデールのブロックチェーンのR&D責任者でもあるEEAの議長であるジュリオ・ファウラ(Julio Faura)氏は、EEAを取り巻く熱意は「注目に値する」と語りました。
トヨタ自動車と三菱UFJフィナンシャルグループも参画を発表!
今回、私たち日本人にとって驚きだったのは、なんといってもトヨタ自動車とMUFG(三菱UFJフィナンシャルグループ)の参加でしょう。
トヨタが人工知能(AI)研究・開発拠点として米国で設立したトヨタ・リサーチ・インスティテュートのクリス・バリンジャー最高財務責任者(CFO)は発表資料で、「この技術の導入とトヨタの顧客の潜在的な利益を加速させるため、業界標準・ツールの推進でEEAとそのメンバーを後押しする」と表明した、と記事は伝えています。
MUFGについては、コイン、みずほマネー…お金の未来予測の記事の中でメガバンク送金研究に大きくかかわっているのは、ブリッジ通貨としての機能に優れるリップル(ripple/XRP)である、と紹介していました。
たぶん、MUFGコインについては、引き続きリップルのブリッジ通貨機能の活用、転用を目指していることに変わりはないと思いますが、今回「エンタープライズ・イーサリアム・アライアンス(EEA)」の発表で、国内最大手のメガバンクは、リップルだけでなくイーサリアムのスマートコントラクトにも目をつけている、ということなんだと思います。
イーサリアムこそブロックチェーン&仮想通貨の本丸!?
そして仮想通貨の本命もビットコインからイーサリアムやリップルに移行する1つの大きなきっかけになるかもしれません。
ビットコインの生みの親:Satoshi Nakamoto(中本哲史)は、本当に日本人だったのかいまだに謎ですが、もしそうなのであれば、それはまるで、世界初の画期的なインターネット携帯(NTTドコモのiモード)を徹底的に研究したスティー・ブジョブスが「iPhone」をリリースした構図に非常に似ているような気がします。
今、Satoshi Nakamoto(中本哲史)が編み出した世界初の仮想通貨ビットコインは、ロシアの天才ハッカー:ヴィタリック・ブテリン氏によって開発されたイーサリアムに技術面では完全に逆転され、市場規模も猛追を許しているのです。
カナダ人:ライアン・フガー(Ryan Fugger)氏によって開発されたリップルもイーサリアム同様、ビットコインを猛追しています。
ビットコインの爆走もいつまで続くか誰も予測はできませんが、世界のビッグパワーを巻き込み、金融システムに浸透した「イーサリアム」と「リップル」が世界の仮想通貨市場も牽引していくことはほぼ確実になったといえるでしょう。
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