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マウントゴックスの元社長:マルク・カルプレス氏の初公判(2017年7月11日)~ビットコイン消失事件の真相

更新日:

マウントゴックス事件とは?

日本において「ビットコイン」の知名度を一気に上げたのは、マウントゴックス事件といっても過言ではないでしょう。

仮想通貨ビットコインの取引所だったマウントゴックスにおいて、総額:約500億円が消失した事件。

当時の代表取締役マルク・カプレス被告(31歳)の初公判は来週7月11日、東京地裁(入江猛裁判長)で行われてることになっています。

マウントゴックス(MTGOX/Mt.Gox)って?

マウントゴックスの公式サイトは、当初、世界的に人気のカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」のトレーディングカードをオンラインで売買する交換所として設立されました。

社名の由来も、Magic:The Gathering Online eXchangeの「M」「T」「G」「O」「X」をとってつけられたものです。

このトレカ交換所のWEBサイトは、仮想通貨の種類は1,000種類!?~主要30通貨を一挙に解説でも説明している通り、リップルやステラの開発者であるジェド・マーケレブ(Jed McCaleb)氏によってつくられ、その後、マーケレブ氏がビットコイン交換所に事業転換。

2011年にマーケレブ氏からマルク・カプレス氏に売却されたマウントゴックス社は、2013年4月に世界のビットコイン取引量の7割を占めるまでに成長しました。

マウントゴックス事件の発生と経過

事件の発生とその後の経緯をまとめると以下の通りです。

2013年頃
日本円の引き出しに遅延が発生。ユーザー間で不安が広がる。

2013年4月
ビットコイン取引が一時停止。

2013年10月
カルプレス容疑者が3億2,100万円を不正に横領した疑い。

2013年11月
日本円の払い戻しに数か月かかると発表。

2014年2月
ビットコインの全取引を停止。

2014年2月28日
民事再生法の適用を東京地裁に申請。同日夕方、マルク・カプレス氏が記者会見で、85万BTC(顧客分75万BTC+自社保有分10万BTC/当時のレートで約470億円)と現金約28億円が消失したことを理由に経営破綻したことを発表、謝罪。当時のユーザーは12万7千人(うち日本人は1,000人)。当時カルプレス氏は、2月初旬にシステムの不具合を悪用した不正アクセスでビットコインが盗まれたと説明している。

2014年3月20日
「20万BTCが見つかった」と発表。この辺りからマルク・カプレス氏に容疑が掛かり始める。

2014年4月24日
東京地裁が破産手続きを開始決定。

2014年7月
警視庁が電子計算機使用詐欺容疑でマルク・カプレス氏を本格捜査。

2015年8月1日
警視庁が私電磁的記録不正作出・同供用容疑でマルク・カルプレス容疑者を逮捕(容疑が掛かった金額は約3億2,100万円で、発表された被害総額:約500億円の僅か0.6%

2017年7月11日
東京地裁で初公判

(7/10追記)ビットコインで債権者に配当!?

本日、朝日新聞デジタルが報じたところによると、債権者への配当をビットコインで行うことが検討されているそうです。

マウントゴックス社の破産管財人が今年3月に東京地裁に出した報告書では、同社の資産は10億円+20万BTC。20万MTCは、破産時の相場で約120億円だったものが、現在の相場では5倍の600億円に膨らんでいます。

企業破産の場合、債権者は債権額の一部しか配当が得られないことが一般的なようですが、今回は満額配当になる可能性もあるとのことです。

記事には当時3,000万円相当のBTCをもっていた関西地方の債権者が、管財人から日本円の現金かビットコイン、どちらを希望するか尋ねられ、ビットコインを希望したと伝えています。私も今なら絶対にビットコインを選びますね!

カルプレス氏の初公判~仮想通貨の相場への影響は?

初公判がどのような内容になるのか注目が集まりますが、その内容や報道次第では、仮想通貨相場への影響も無視できないと予測しています。

もしカルプレス氏が主張した通り「ビットコインのシステム自体ににバグがあった」という話になると、ビットコインはおろか仮想通貨全体が大きく暴落すると思われます。8/1にはビットコインの分裂もかなり高い確率で予測されており、2017年の上半期から一転、下半期は大暴落してしまう可能性もあります。

ただし、これまで報道や事件以降のビットコインの世界的な安定運営を見る限り、この可能性は極めて低いと考えています。

逆に、警察の逮捕容疑のとおり、カルプレス氏による横領事件ということになると、消えた約500億円相当も横領の可能性が高まります。それはいわば、「ビットコイン自体の堅牢性は高かった」という証明にもなります。

メディアがどう報じるかにもよりますが、「マウントゴックス事件はビットコインの問題ではなく、単なる横領事件だった」と報道されれば、相場は上昇に転じるでしょう。

個人的には当然、後者を願っています。

ただし、8/1のビットコイン分裂という別のマイナス要素も見逃してはいけません。個人的には7月、8月はビットコイン以外の仮想通貨を仕込む時期なのかな、と感じています。

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ロシア人の男がポーランドで逮捕 Mt.GOX事件に関与か?

7/26、40億ドル以上のマネーロンダリング(資金洗浄)に関与したとして、ビットコイン取引所の運営者でロシア人の男を起訴したことを明らかにした。

起訴されたのはビットコイン取引所「BTC─e」の運営者とされるアレクサンダー・ビニック容疑者(38)で、ギリシャ北部の村で逮捕されました。

米当局は、ビニック容疑者は「マウントゴックス」の破綻にも関連したとみていおり、ハッキングによりマウントゴックスから資金を「入手」し、BTC─eと自身がもつ別の取引所を通じて資金洗浄したのではないかと疑われています。

事件の真相はカルプレス氏による横領でなく、外部からのあハッキングだった可能性が高まってきました。

カルプレス氏 ICOで資金調達か?

2017/11/18追記

コンデスクが報じたところによると、カルプレス氏がICOの準備があるとのことです。ICO<で調達した資金で債権者への配当に回そうという考えなのかもしれません。 今後の動向に注目です。    

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