仮想通貨はどうやって誕生した?
仮想通貨の概念がはじめて発表されたのは2008年10月。
Satoshi Nakamoto(中本哲史)という日本人名を名乗る謎の個人もしくは組織・団体によって2008年に11ページにおよぶ論文がインターネット上に公開されました。
それは「ビットコイン: P2P 電子通貨システム」というタイトルの論文でした。それは、こんな書き出しから始まります。
概要 真の P2P 電子通貨が実現すると、金融機関の介在無しに、利用者から 利用者へと直接オンラインで支払いできるようになるだろう。
既存の「銀行介在」を中心とした取引を利用者同士の直接取引にすることで、手数料をきわめて低コストにすることができる……既存の金融システムのアンチテーゼとして仮想通貨は生まれた、といっても過言ではないでしょう。
最初の仮想通貨、ビットコインが運用スタート
この論文発表の翌年2009年1月から、ビットコインは実際に運用フェーズに入りました。
オープンソース(ネット上で世界中の人が開発に参加する無料のプログラム)で開発されたビットコインが、独自の取引承認システム「マイニング」によってコインの発行を開始したのです。
仮想通貨ってお金なの?において、「金」こそ不変の価値がある。お金は当初、実際の金を使った金貨だった。という話をしました。
金を「採掘する(英語で”mine”)」ことで金貨が鋳造されていたことから、この「マイニング」という名が付けられたのです。
ビットコインのプログラムは、今もマイニングを通じてコインの発行をしています。そして2017年1月時点、ビットコインの時価総額は約1.7兆円にも上っているのです。
ビットコインの誕生後、次々と新しい仮想通貨が生まれました。
- ライトコイン:2014年1月~
- リップル:2014年8月~
- イーサリアム:2015年7月30日~
現在最も発行量の多いビットコインは、2,100万枚を上限に発行が終わる仕組みになっており、2140年頃にはマイニングが終了するだろうと予測されています。
この先どうなっていくのか
この先、仮想通貨が衰退するのか、爆発的に普及するのか、それは誰にも分りません。ただ筆者は後者になる可能性が高いだろうと予測しています。
そしてその動きは意外に思われるかもしれませんが、アメリカや日本、EUといった先進国主導ではなく、アフリカや東南アジアなど、いわゆる開発途上国で急速な普及を見せるのではないかと考えています。その理由はあらためてお伝えしますね。
今後も仮想通貨の動向に注目していきましょう。
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