「スーパープレゼンテーション」とは?
みなさんNHK Eテレで毎週木曜日23時~放送しているスーパープレゼンテーションという番組をご存知でしょうか?
世界を変えるかもしれない最先端技術や、世界が抱える数々の課題、アーティスティックな表現などなど…各界のスペシャリストたちが壇上でプレゼンテーションするTEDカンファレンス。
数千あるTEDプレゼンテーションの中から、毎週1~2本をピックアップする番組です。
2016年度はナビゲータをこの2人が務めています。
1人は、世界最先端の技術研究所といってもいい米国マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボでアジア人として初めて所長を務める伊藤穣一氏(右)。もう一人は同じくMITメディアラボで准教授を務めるスプツニ子!氏(左)です。
未来のお金として仮想通貨が特集
2017年2月2日の放送では、「お金の未来」というテーマで仮想通貨が紹介されました。
TEDプレゼンターは、MITメディアラボで仮想通貨の技術や応用法を研究する「デジタル通貨イニシアチブ」研究部長を務める、ネハ・ナルラ氏。
話は1900年代初頭、ミクロネシア島で使われていた「ヤップ」という巨大な石(岩)でできたお金からはじまります。ヤップは最大4トン直径12フィートの大きさがあったお金ですから、さぞ不便だったことでしょう。1つのヤップは複数の人が所有していました。「ここの部分は私の」「あの部分はあなたのもの」というように。
あるとき「ヤップ」が海の底に沈んでしまいます。誰もそれを引き上げられないのですが、海の下でもお金はお金だとして、皆は自分の所有を主張したといいます。
現在私たちが使っているお金も、それ自体は価値はありませんよね。国や中央銀行が発行した紙幣や貨幣という物体に対して、私たち人間が(ある意味)勝手に価値と信頼をつけて、それをお金として使っているわけです。この点は以前仮想通貨とお金の違いでも取り上げました。
ヤップが海に沈んでしまったエピソードも今のお金に通ずるところがありますよね。例えば車や家など大きな金額の買い物をする場合、現金で支払うことなんてしませんよね?いわば「銀行という海の底」にある口座から、お店の口座にお金を移動しているにすぎません。しかも物質的な移動はなく、データ上の移動だけであることが殆どです。
ネハ・ナルラ氏が語ったお金の未来
ただこの現在の貨幣システムは、みなさんもよくご存知の通り銀行による多くの中間手数料がとられています。
「銀行による中間マージンが一切なくなった世界は便利だとは思わない?そんな未来を創造してみてください」というのがナルラ氏のプレゼンテーションの主題です。
しかもそれは、ブロックチェーンの技術により「早く」「安全に」実現できるといいます。
今回この番組を取り上げたのは、引き続き日本をおおう「仮想通貨やビットコインなんて、どうせい怪しいものでしょ」という誤った認識を少しでも払拭できたらな、という思いからでした。
MITはいわずとしれた世界最高峰の研究機関の1つです。彼らも専門の研究機関を用意して、仮想通貨やブロックチェーンの応用を研究しています。お金のインターネットがいつ本格化するかは誰にも分かりませんが、80年代ファミコンの発売で家庭用ゲーム機が世界中に広り、90年代Windows95の発売でインターネットがあっという間に世界を覆いつくすネットワークになったように、仮想通貨も私たちの生活を短期間のうちに劇的に変化させていくかもしれませんね。
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